2015年の新着情報


Vehicle Cafeteriaの2015年の新着情報をお届けします。

記事にしてない情報もありますので、これだけ読んでも楽しめると思います。

誰も書かなかったハスラーの欠点

2015/12/24(木)

2014年1月に発売されて以降、人気を博しているスズキハスラーですが、いざ乗ってみるとその乗り心地の悪さに呆れてしまいました。


今時こんなにできの悪いクルマが存在しているのかと。

ところがネット上には、美辞麗句の山とは言わないものの好意的な記事で溢れています。

このキュートな外観が、七難を隠しているのでしょうか?

となったら本サイトが外観に惑わされる事なく、心を鬼にして冷静に且つ客観的にハスラーの短所を暴露するしかありません。

もし興味がありましたら、こちらへ。


サーキットにおけるブレーキ性能

2015/11/22(日)

サーキットを早く走るにはどうすれば良いか?

どなたも、走行性能や旋回性能を上げる事に終始しますが、制動性能はどうなったのでしょうか?

という訳で、あまり日の当たらない制動性能を2倍にしたら、富士スピードウェイのホームストレッチ(1.5km)の平均速度はどれくらい良くなるか、計算で求めてみました。


もし興味がありましたら、こちらへ。


マツダがコンセプトスポーツカーRX-VISIOを公開

2015/11/15(日)

マツダが東京モーターショーで、新世代ロータリーエンジン搭載予定のスポーツカーコンセプトであるRX-VISIONを公開しました。


驚いたのは、そのプロポーションです。

2シーターなのでショートデッキなのは当然として、何なのでしょうこのロングノーズは?

この長いノーズは、昔懐かしい直列6気筒を積んだトヨタ2000GTやフェアレディーZ並みです。


軽量コンパクトが売りのロータリーエンジンに、何故これほど長いノーズが必要なのでしょうか?

全くもって理解に苦しみます。

ちなみ各車の4サイズを比べてみると以下の通りです。

全長 全幅 全高 ホイールベース
RX-VISIN 4,389mm 1,925mm 1,160mm 2,700mm
トヨタ2000GT 4,175mm 1,600mm 1,160mm 2,330mm
フェアレディーZ 4,115mm 1,630mm 1,280mm 2,305mm
トヨタ86(参考) 4,240mm 1,775mm 1,300mm 2,570mm

これを見ると、同じ2シーターでありながら、全長も群を抜いてRX-VISIONが長い事がわかります。

低速トルク向上と燃費改善のため、排気量を従来の1,300㏄から1,600ccにまでアップし、ロングストローク化したとされる新2ローターエンジン(16X)を期待していたのですが、いくらなんでもボンネットを開けて隙間だらけなのは頂けません。

また例え3ローターにしたとしても、これほどの長さは不要です。

マツダとしては、このコンセプトカーの反響を見て市販化を検討しようと目論んでいるのでしょうが、スタイルと機能についてもう少し論理的な説明が無ければ、それこそ絵に描いた餅でしかありません。

スタイルにも、ある程度の必然性と蓋然性が必要です。


YAMAHAがスポーツカーをお披露目

2015/10/29(木)
東京モーターショーが開催され、ヤマハのスポーツカーが公開されました。

 

エンジンは1000CCの3気筒の様ですが、写真を見る限りどうやらミッドシップに間違いない感じです。

公道を走る限り、ミッドシップの優位性は殆ど無い事は、トヨタのMR2で既に立証済みです。

正直がっかりです。


マツダがREスポーツカーを発表

2015/10/21(水)
またまたビックリ情報が飛び込んできました。

マツダが、今年の東京モーターショーでロータリーエンジンのスポーツカー発表する様です。


おまけに、次世代中型車のプラットフォームにFR(前部エンジン後輪駆動)採用を検討すると発表しました。

はっきり言いましょう。

こう言うのを先祖返りと呼びます。

成功する訳がありません。

なぜならば、ロータリーにいくら注力しても、吸排気システムが現行のままなら、これ以上動力性能(トルク)は上がりませんし、排ガス問題もクリアーできません。

またFRにしたところで、運動性能が飛躍的に上がる訳でも高級になる訳でもないからです。

本書を読んで頂いた方ならご存じだと思いますが、長くて重いプロペラシャフトを客室の下に通して得られるメリットは、前輪と後輪のタイヤの摩耗がFFより均等になる程度なのです。

バブル期に大きな勘違いをして、5チャンネル販売体制で大失敗した経験を忘れたのでしょうか?


YAMAHAがスポーツカーを発表

2015/10/19(月)
これまたビックリ情報が飛び込んできました。
ついにあのヤマハが、スポーツカーを発表するそうです。


写真を見る限り、2座席のミッドシップカーの様にも見えるのですが、よもや実用性の全く無いお金持ちしか買えないクルマでない事を願うばかりです。

この形状で、もしFFの3気筒1500CCエンジン搭載となると、一般受けは全くしないでしょうが、本サイトでは絶賛したいと思います。

ヤマハの悲願であった4輪スポーツカーはどんな構成か、今から本当に楽しみです。


TOYOTA S-FRに求めるもの

2015/10/10(土)

トヨタが、今年の東京モーターショーに新世代ライトウェイトスポーツコンセプト「TOYOTA S-FR」を発表するそうです。


背景としては、高価で結局年配者しか購入できなかった86より、もっと手頃にFRスポーツカーを若者に提供するのを目的としており、FRスターレットとトヨタ・スポーツ800(ヨタハチ)をイメージしている様です。

 

と、ここまでは大賛成なのですが、エンジンは何と1500ccで、トヨタに流用できる車体が無い事からお蔵入りになる可能性が高いそうです。

ですが、ですが、ちょっと待って下さい。

FRスターレット(1300cc)でも、馬力とトルクは79PS/11kgf·m、車重は730kgです。

それでも軽い後輪荷重と滑り易いタイヤのせいもあり、気軽にドリフトを楽しめました。
(雨の日は、その気が無くても交差点で滑っていました)

ましてや、ヨタハチ(800cc)に至っては、45ps/6.8kgf·mで車重は580kgです。

となるとベース車両は、やはり軽自動車でしょう。

例えばダイハツのコペン(660cc)の場合、64ps/9.7kgf·mで車重は870kgです。

更にダイハツに生産委託すれば、軽1BOXや軽4輪駆動からFR機構を流用できます。

軽のエンジンを800cc程度にアップした、本当の意味でヨタハチの後継FR車を作ってほしいものです。


窓ガラスの拭き方

2015/9/29(火)

以前、ワックス掛け不要論を展開しましたが、続いて窓ガラスの清掃方法をアップしました。

ガラスクリーナーを使うより、簡単で綺麗になります。

もし興味がありましら、こちらへ。


F1の前輪はなぜネガティブキャンバーなのか?

2015/9/26(土)

コーナリングフォースを高めるには、キャンバーはネガティブにした方が良いでしょうか?

それともポジティブにすれば良いのでしょうか?

色々なネット記事を読んでも、文献を読みあさっても今一つはっきりしませんでした。

ですが、コーナリングスピードを分けて考えてみると、理論的な回答が見出せました。


これを読んで頂ければ、F1マシンの前輪がなぜネガティブキャンバーなのかもすっきり理解できると思います。


前輪にネガティブキャンバーが付けられたホンダのニューF1マシン

もし興味がありましら、こちらへ。


インテグレーテッドスタータージェネレーター

2015/8/30(日)

知りませんでした。

ご存じの通りクルマのエンジンには、エンジンを始動させるセルモーターと、鉛バッテリーを充電する発電機が付いています。


このセルモーターは直流モーターですので、モーターの軸を回転すれば交流の発電機にもなります。

ところがセルモーターは低速高トルクモーターですので、これをエンジンに直結するととんでもなく負荷が大きくなり、なお且つ高電圧を発生する事から、発電機には決して流用できないと固く信じていました。

ところが最近になって、モータージェネレーター(トヨタ)、ECOモーター(日産)、ACGスターター(ホンダ)、インテグレーテッドスタータージェネレーター(スバル、スズキ)と呼ばれる、両者を供用できる物が既に採用されているとの事です。


スバルのXV ハイブリッド

要点としては、従来の磁石式ではなく巻線界磁式の直流モーターにする事で、共通化できた様ですが、そのための制御回路やインバーター回路が必要になり、トータルのコストとしてはアップしている様です。

とは言え、今まで始動時にしか使わなかったモーターを発電機として使え、いざとなったら補助用モーターとしても使えるとなると、燃費性能にも多きく貢献します。

時代はどんどん進歩しています。

轍にハンドルを取られる理由

2015/8/23(日)

最近愛車のタイヤとホイールを格好良くインチアップしたら、路面のちょっとした轍にハンドルを取られる様になって、冷や汗をかきながら運転する様になった方はいらっしゃいませんか?


インチアップして乗り心地も燃費も動力性能も悪くなるのは覚悟の上でしょうが、車線変更をするためにちょっとした轍を乗り越え様とした途端、突然ハンドルをガツンと押し返されると本当に慌てます。

その様な場合、ホイールアライメントをどんなに調整しても決して直りません。

どうすれば直せるのか、もし興味がありましたらこちらへ。


トヨタ2000GTと日産フェアレディーZの関係

2015/8/1(土)

似ていると言われれば似ているトヨタ2000GTと日産フェアレディーZのプロポーション。


同時代の直列6気筒の2シーターだから似ているのも当然だと思われるかもしれません。

確かに両車の構成は、主要緒元からフレーム構造(2000GTはX型バックボーンフレーム、フェアレディーZはモノコックボディー)まで全く異なります。

でも、似ているもう一つの理由があるのです。

もし興味がありましたら、こちらをどうぞ。


ペダルを踏まないと手放し運転できない理由

2015/4/9(木)
自転車で手放し運転は、何方も1度や2度はやった事があるのではないでしょうか?


その際、ペダルを漕いでいる限り手放しでも自転車は安定して走行できるのですが、ペダルを漕ぐのを止めた瞬間、自転車がフラツキハンドルに手を添えなければいけなくなります。

スピードが遅くなるからだと思ってスピードを上げても、やはりペダルを漕がないと不安定になります。

なぜなのでしょうか?

もし興味がありましたら、こちらの”キャスター角の知られざる特性”をどうぞ。




今までに見た事がないS660のエンジン

2015/3/31(火)

ついにS660が発売されました。


S2000の失敗から、今度こそ高トルクエンジンを積むと期待していたのですが、最大許容回転数が7,000回転以上と聞いてガックリしていました。

またも高回転エンジンです。

と思っていたのですが、何か変です。

スペックを見ると、最大トルクは2,600回転で104N・m(10.6 kgf・m)となっています。

通常7,000回転まで回せるとなると、4,000回転で6kgf・m程度が相場ですので、どう見ても高トルクエンジンです。

という訳でエンジン性能曲線を調べてみた所、もっと驚きました。


何でしょこのトルクカーブは。

もし興味がありましたら、こちらをどうぞ。


小学生でも分かるホイールアライメントの話

2015/3/27(金)

以前からまとめてみたいと思っていましたホイールアライメントの話を、本書の別冊としてまとめてみました。

      

まだ完成とまではいかないのですが(いつ完成するかも分からないのですが)、もし興味がありましたら、覗いてみて頂ければ幸甚です。

小学生でも分かるホイールアライメントの話

1500ccエンジン台頭

2015/3/15(日)

ホンダから新しいステップワゴンが発表されました。


いくつか新機軸がある様ですが、驚いたのはそのエンジンです。

何と排気量はたったの1500ccでありながら、最高出力はc最大トルクは260Nm (26.5kgf・m)との事です。

という訳で、最近の流行りとも言えるダウンサイジングされた小排気量エンジンをいくつか調べてみました。

メーカー 車両 エンジン形式 馬力 トルク 馬力
/1L
トルク
/1L
Honda Step wagon 4気筒1.5L
ガソリン
ターボ
204 PS / 不明 26.5 kgf・m / 不明 136
PS /L
17.7
kgf・m /L
Nissan JUKE 4気筒1.6L
ガソリン
ターボ
190 PS
/ 5600 rpm
24.5 kgf・m
/ 1600-5200 rpm
119
PS /L
15.5
kgf・m /L
Mazda CX-3 4気筒1.5L
ディーゼル
ターボ
105 PS
/ 4000 rpm
27.5 kgf・m
/ 1600-2500 rpm
70
PS /L
18.3
kgf・m /L
BMW i8 3気筒1.5L
ガソリン
ターボ
231 PS / 不明 32.6 kgf・m / 不明 154
PS /L
21.7
kgf・m /L
ミニクーパ 3気筒1.5L
ガソリン
ターボ
136 ps
/ 4500~6000 rpm
22.4 kgf・m
/1250~4000 rpm
(オーバーブースト時
23.5 kgf・m)
90
PS /L
14.9
kgf・m /L
ミニ・クーパーD 3気筒1.5L
ディーゼル
ターボ
116 ps
/ 4000 pm
27.6 kgf・m
/1750 rpm
77
PS /L
18.4
kgf・m /L

上の表を見ると、三つの事に気が付きます。

1点目:ステップワゴンのトルクは、同じ排気量のディーゼルエンジンに匹敵するトルクを稼ぎ出しているのに驚きます。

2点目:さらにi8の3気筒ガソリンエンジンの強大なトルクにも、もっと驚きます。

ディチューンされたエンジンはミニに搭載されていますが、このエンジンをそのまま載せたスポーツカーは発売しないのでしょうか?

3点目:現在のダウンサイジングの主目的は燃費向上なのですが、同時に気筒数が少ない方がトルクアップが期待できるのが分かります。

振動の問題が付きまとうものの、いつか3気筒の高トルクを売り物のした軽量スポーツカーが出る事を期待したいものです。

おっと忘れてはいけないのが、軽自動車の2気筒エンジンです。

これも何としても発売して貰いたいものです。


キャスター角度を付けると何故直進性が良くなるのか?

2015/2/21(土)

2輪ファンのご要望により、前輪にキャスター角度を付けると何故バイクの直進性が良くなるのかをまとめてみました。


イージーライダーの様にフロントフォークを延ばしたバイクには、どんな特性があるのでしょうか?

もし興味がありましたら、是非こちらへ。


F1カーはどれくらい速いのか?

2015/1/30(金)

F1カーが速いのは何方もご存じでしょうが、では一般車と比べてどれくらい速いのでしょうか。


そう思って、いつものTWR/PWRの表にF1カーを追加してみました。

その結果、あのGT-Rより加速度で1.5倍、最高速度で何と4倍も差がある事が分かりました。

まさか、こんなに差があるとは。

数値で確認する事の大切さを、改めて再認識した次第です。


ランクル70系復活と間違いだらけの試乗記

2015/1/16(金)

ご存じの方も多いでしょうが、トヨタのランドクルーザー70系が、10年ぶりに国内販売されたそうです。

理由は官公庁の山林用車両の老朽化対策なのですが、なぜかファンの熱い要望に応えてという事になっています。

それはともかく、一部の試乗記においては内容に誤りが多く、読んでいて恥ずかしくなるものがあります。

 

例えば、独立懸架より車軸懸架の方がサスストロークが長くでき!?、接地性も高くなる!?ので、悪路走破性は有利!?だそうです。

更にリジットアクスルのシャフトには、ゴム製のブーツ(ダストブーツ)は無く、更にそのダストブーツには通常グリスが封入されているそうです。

これはどうみても、クルマの構造を全く知らない方が書いたとしか思えません。

何とかならないものでしょうか?

いずれにしろこの作業用車両を、武骨でタフなRV車と思って購入したら、後悔するのは間違いありません。


2015/1/14(水):雪道の走り方


遅くなりましたが、雪道の安全な走り方をまとめてみました。


もし興味がありましたら、是非こちらへ。


2015/1/13(火):ミッドシップカーはコーナーで本当に早いのか?


またまた常識を覆す話をしたいと思います。

恐らく何方でもエンジンが中央にあるミッドシップカーは、重心が中央にあるのでコーナーで早いと思っていらっしゃるでしょう。

ですが本サイトの見解はNOです。そしてその理由のヒントは、下の図の中にあります。
もし興味がありましたら、是非こちらへ。




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