小学生でも分かるトルクと馬力の話
(本当に早いクルマとは?)
第13章:タイヤホイール
(実は鉄製より重いアルミホイール)
2010/1: 初版
2022/9: 改定
2022/9: 改定
13-4. バネ下荷重の大嘘(その2)
2016/9/18:発行
ホイールが軽くなっても運動性能は変わらないと言い続けているのですが、なかなか信じて頂けません。
このため、新たに以下の絵を描いて見たのですが、いかがでしょうか?
ここに総重量もエンジンも車体形状も同じ2台のクルマがありました。

ただしA車の車輪は、B車より1本で10kg軽くなっています。
このためB車の車体は、A車より40kg軽くしてあります。
さて、どちらが走行性能(加速度、最高速度、燃費)が上でしょうか?
そう尋ねられると、恐らく大多数の方がA車だと思われるのでしょう。
ですが、車輪が地面に着いている限りどちらも同じなのです。
確かにクルマを持ち上げて車輪を無負荷状態にすれば、車輪が軽い方がすばやく回転します。
ですので、感覚的には車輪が軽いほうがクルマも軽快に走るとイメージしてしまいますが、エンジンは車輪を回しているのではなく、車輪を介して地球(クルマ)を動かしているのです。
この例で納得して頂けるかどうか不明ですが、タイヤを歯車と考えてみて頂ければ多少分かり易くなるかもしれません。
具体的には、タイヤがピニオンギヤで道路がラックになります。

この場合、ピニオンギヤは駆動をラックに伝えるだけのものなので、普通エネルギーを持った回転体としては考えません。
またもしタイヤをエネルギーを持った回転体として扱うのでしたら、エンジン内部のクランクシャフトやデフや車軸やブレーキディスクも全て回転エネルギーを持っている事になり、タイヤだけエネルギーを持った回転体として考えるのもおかしな話です。
ですから、クルマの総重量が同じである限り、車輪が軽いか重いかはクルマの運動性能には全く関係しないのです。
恐らくこの説明でもご理解頂けない方も多くいらっしゃるでしょうから、どこかのテレビ局で実験して頂けないものでしょうか?
13-4. バネ下荷重の大嘘(その2)/第13章:タイヤホイール