ハスラーファンは決して読んではいけない
誰も書かなかったハスラーの欠点

2015/12/15 (火):発行

目次



10位:むかつくマルチインフォメーションディスプレイ


お待たせしました。

ハスラーに関する悪口のいよいよ最後です。(生憎その後、11位が追加されました)

良くここまでお付き合い頂きました。

で、最後は何だと思われるでしょう。

きっと当たらないと思うので申し上げますと、スピードメータの下にあるむかつくマルチインフォメーションディスプレイです。


スピードメータの下の特等席にあるマルチインフォメーションディスプレイ

ご存じの様に、一般のクルマでしたら、ここにはオドメータと燃料計が常時表示されているはずの場所です。

ところがハスラーの場合、呼んでもいないのにあれやこれやと目障りなアニメーションが表示されるのです。

そんな細かいことはどうでもいいだろうと言われるでしょうが、折角ですので言わせて頂きます。


【邪魔なオープニング画面】

先ずはオープニングのアニメーションです。

この様な表示を好む方がいるのは間違いないでしょうが、その間燃料計やトリップメータが表示されないのです。



恐らくこの表示を消す事はできるのでしょうが、分かり難いマニュアルと二つのノブを使った設定の変更をする気は、とても起きません。

本来ならばデフォルトの表示は、こんなオープニング画面は無しで、燃料計とトリップメータだけで良いのです

そして、こんな表示が好きな人だけが、手間暇掛けて呼び出せば良いのです。

急いでガソリンの量をチェックしたい人や、距離数を確認したい人にとっては、本当にいい迷惑です。

と思ったら、間違いでした。

このオープニングのアニメーションは選択はできるのですが、消す事はできませんでした。

絶句です。


【目の回る砂時計】

これも許せません。

アイドリングストップする度に、マルチインフォメーションディスプレイの中の砂時計がクルクル回り出すのです。


目の回る砂時計

たまに表示されるのならまだ許せるのですが、渋滞や信号待ちをする度に砂時計がクルクル回り出すと、本当に苛々してきます。

ソフトエンジニアが茶目っ気でこんな表示を作った気持ちは分からないではありませんが、スズキの品質仕様書にはドライバーを苛つかせる表示はしてはならないという基本条項の一文は無いのでしょうか?

ただでさえ渋滞で苛々しているときに、さらにこんなもので苛々を加速させられる身にもなって貰いたいものです。


【何のためだか分からないアイドリングストップ積算時間】

そしてもっとむかつくのが、目障りな砂時計の横に表示されるアイドリングストップの積算時間です。


全く意味の無いアイドリングストップの積算時間

上の写真では、エンジンを掛けて以降それまでのアイドリングストップの積算時間が2分26秒だと大きな文字でご丁寧に教えてくれているのですが、それが一体ドライバーにとってどれほど有益な情報なのでしょうか?

これが例えば3分だったら、素晴らしい事なのでしょうか?

そして10分だったら、さらに立派な事をしたとでも言うのでしょうか?

それとも、急いで目的地に着きたいのに、2分26秒も停止していたのを後悔しろとでも言うのでしょうか?

この2分26秒を知って、何をどうしろと言うのでしょうか?

これを見て不愉快にならない人はいるのでしょうか?


【消えたトリップメータ】

燃料計はオープニング画面とエンディング画面以外では常時表示されているので、多少許せるとしても、許せないのはトリップメータはノブを操作しない限り表示されないのです。


ノブを操作しないと表示されないトリップメータ

今日どれくらい走行したか、このクルマの積算距離はどれくらいか、意外にトリップメータは見るものです。

ところがハスラーの場合、その他のくだらない表示と同等に扱われているのです。

何とかならないものでしょうか?




【目の回る砂時計とトリップメータの優先順位】
2017/1/2 (月): 追記

さて、先ほどハスラーのトリップメータは、ノブを操作しない限り見れないとお伝えしました。

それでも見れればまだましです。

ところが、ハスラーのオーナーも知らない様な驚愕の事実があるのです。

それは、目の回る砂時計が表示されているとき、すなわちアイドリングスットプ状態のとき、トリップノブをいくら押しても、決してトリップメータは表示されないのです。

考えてもみて下さい。

目の回る砂時計(アイドリングストップ時間)とトリップメータとでは、どちらがより重要な情報かは小学生でも分かりそうなものです。

にも関わらず、ハスラーはくだらない砂時計を優先しているのです。

ですので、もし走行距離を知りたいのならば(トリップメータを表示させるには)、走行を開始するか、さもなければエンジンを掛けた状態で(アイドリングストップ状態を解除して)停止しければならないのです。

こんなおバカなソフト仕様書は誰が創ったのでしょうか?

そしてなぜスズキの評価部門は、このおバカなシステムに気が付かなかったのでしょうか?

砂時計表示の解除方法

さすがにここまで書くと、この砂時計のアニメーションや無駄なメッセージは消したいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

かと言って、取扱説明書を見てやるほど暇ではないと思います。

という訳で、本書がそんな忙しい貴方に代わって、これらの表示の消し方を調べましたので、ここにその方法をお伝えします。

もし気が向いたら、やってみて下さい。

たったの13スッテプです!?

①速度計内側のモードノブを長押しして、設定モードに入る。


トリップノブ←決定      選択→モードノブ 

なお表示部の矢印は、矢印の先にあるそれぞれのノブを指しています。

②モードノブを数回短押しして、”IS表示を設定する”を表示する。


ちなみにISとはアイドリングストップの事の様です。

③トリップノブを短押しして、”IS表示の設定”を表示する。


④トリップノブを短押しし、”IS表示しますか?”を表示する。


⑤モードノブを短押しし、”しない”を選択してからトリップノブを押す。

これでやっと、邪魔な砂時計(アイドリングストップ時間)が表示されなくなります。

⑥すると次に、”時間/節約量表示設定”が表示されます。


⑦トリップノブを短押しし、”時間/節約量表示しますか?”を表示する。


⑧モードノブを短押しし、”しない”を選択してからトリップノブを押す。

これでエンジンが切った直後に表示される”アイドリングストップ時間/節約燃料”が表示されなくなります。

⑨次に、”IS警告表示設定”が表示されます。


⑩トリップノブを短押しし、”非差動理由を表示しますか?”を表示する。


⑪モードノブを短押しし、”しない”を選択してからトリップノブを押す。

これでアイドリングストップが作動しなかった理由等、どうでも良い情報が表示されなくなります。

⑫モードノブを何回か短押しし、”設定終了を表示する”を表示する。


⑬トリップノブを短押しして、設定モードを終了する。

お疲れ様でした。


【絶望のトリップメータ】

2017/7/14 (金): 追記

今までお伝えしたトリップメータの問題点は、序の口と言っても良いでしょう。

トリップメータの問題点はここに極まります。

下のトリップメータをご覧下さい。


この表示を、すぐに理解できますでしょうか?

できる訳がありません。

なぜならば、この表示には、単位もなく、数値の項目名もなく、数値の桁ずれもあり、本来上位の値であるオドメーターの方が下に表示されており、とにかく呆れるほどヒドイ表示だからです。

恐らく小学生にデザインさせても、こんな非常識な表示にはしないでしょう。

本来ならばこう表示すべきでしょう。


ツギハギだらけで恐縮ですが、元の表示よりはよほどマトモではないでしょうか。

細かく調べてはいませんが、この表示のまま海外に持っていったら、当地の計量法もしくは道路運送車両法に抵触する国があるかもしれません。

言い過ぎと言われるかもしれませんが、この表示は明らかに欠陥です。

ところで16994kmは、本当にオドメータ(積算走行距離)の数値なのでしょうか?

こんな記事を書いて、何も記述が無いので、万一違っていたらと少々不安になります。


【どこにも無い時計】


ハスラーには目の回る砂時計と目障りなアイドリングストップ時間の表示はあるのですが、どこを探しても本物の時計はありません。

クルマに乗っていて、時間を気にしない事はありえません。

にも関わらず、無駄な表示は山ほどありながら、時計の表示は一切無いのです。

これも納得できますか?

100円ショップの時計はハスラーのためにある様なものです。


ハスラーに必需品である100円ショップの置き時計

このマルチインフォメーションディスプレイについては、まだまだ書きたい事があるのですが、これぐらいにして次に行きたいと思います。

次はタイヤの問題です。



10位:むかつくマルチインフォメーションディスプレイ




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